ソフトウェアファーストを読んで
とても意訳すると、
SIerは製造業の延長で成長した。事業会社がSE部門全部もてないから丸投げする。
30年間そのモデルだった日本と、ビジネスを成長させる軸と捉えた欧米とで差がついた。
事業会社がこれから2025年の壁を乗り越えるためには「手の内化」する必要がある。
製造業の延長でウォーターフォール開発してたのでは乗り遅れる。
という客観的な事実の話から始まり、どう組織を作るべきか、どうエンジニアが成長すべきかを説いている本。
アジャイルはHowの部分。WhatのPoCや企画なしでは成り立たない。
一方でWhatだけの組織でプロトタイプだけ作って丸投げするのはおすすめしない。
企業はエンジニアを雇うべき。求人の出し方の例を記載。
エンジニアは得意となる軸を1つ持ってそこから広げていく。
複数の専門領域があると掛け算で強くなる。
現実問題すべての事業会社が内製化してSIerが不要になるわけではないだろう。 一方で、「手の内化」できた事業会社が成長するのも間違いないと思う。 アジャイルはHowのテクニックであり、そもそも何をしてどうして儲けられるのかは別の領域で企画しなければいけない。
いずれにせよ、世の中ものすごい勢いで進んでいるので、現状維持でいるとこの業界で食っていけなくなる危機感を感じた。